ロレックスの型番(リファレンスナンバー)って?


ロレックスにはさまざまな種類の時計があり、その1つ1つに型番、いわゆる「リファレンスナンバー」が刻印されています。リファレンスナンバーは、よく耳にする「シリアルナンバー(製造番号)」とは異なり、時計のモデルやベゼル、ケース素材などを示すものです。リファレンスナンバーの読み方を覚えると、ロレックスの時計を探したり調べたりするときに役立ちます。そこで今回は、ロレックスのリファレンスナンバーの読み方を紹介します。

ロレックスの型番 リファレンスナンバーとは

電化製品やスマホなど多くの商品には、その商品を特定する「型番」があります。型番があると、同じような商品の中から自分が欲しい情報だけを探せるため便利です。そんな型番がロレックスの時計にも刻印されているのをご存じでしょうか。ロレックスには、モデルの番号、フェイスガラスの外周のデザインを示す番号、使用する素材を表す番号、装飾を示すアルファベットの4つの情報、つまり、型番が刻まれているのです。

ただし、4つ目のアルファベットは装飾が施された時計のみ、本体ではなく保証書で確認できます。リファレンスナンバーの読み方を覚えると、自分が欲しいロレックスの情報や相場を調べやすくなります。

リファレンスナンバーの基本の読み方を解説

リファレンスナンバーは左から順に読んでいきます。ロレックスのモデルには、エクスプローラーやサブマリーナ、ヨットマスターなどさまざまな種類があり、その1つ1つに番号がついています。たとえば、エクスプローラーは142・1142・2142、サブマリーナは166・1166などです。リファレンスナンバーは、まず、このモデル番号が一番左に刻印されています。

つぎに、ポリッシュドベゼルは0、回転ベゼルは6など、外周デザインを示す番号が入ります。そして、三番目に刻まれるのがケースやブレスレットに使われている素材の番号です。プラチナなら6、ホワイトゴールドなら9などの数字が刻印されます。最後に、装飾がある時計のみ、青ベゼルならLB、10PダイヤインデックスならGなどのアルファベットがつきます。

リファレンスナンバーの位置を確認

リファレンスナンバーは時計本体に刻印されています。場所はブレスレットを外した12時方向です。ちなみに、2010年より前の時計にはリファレンスナンバーの対角、6時方向にシリアルナンバーが刻印されています。つまり、文字盤の裏側にシリアルナンバーがある時計は2010年以降に製造された時計だということです。リファレンスナンバーとシリアルナンバーが読めれば、時計の種類や製造時期がわかります。

リファレンスナンバーの見方

リファレンスナンバーの数字や羅列については、ロレックスが公に表明しているわけではありません。そのため、例外があることを念頭に置いたうえでリファレンスナンバーの見方を解説します。リファレンスナンバーは、「ref.」のアルファベットから始まり、4桁や5桁、6桁の数字で構成されています。ref.の次に刻印されている数字が「モデル番号」です。

モデル番号 性別 デイト機能 モデル
114・14 男性 なし エアキング
140 男性 なし エアキング、サブマリーナ
142・1142・ 男性 なし エクスプローラー1、オイスターパーペチュアル
2142
15 男性 あり パーペチュアルデイト、クロノメーター
116・16 男性 あり デイトジャスト、デイトジャストⅡ、クロノメーター
1164 男性 なし ミルガウス
165・1165・ 男性 あり デイトナ、エクスプローラーⅡ
2165
166・1166 男性 あり ヨットマスター、サブマリーナ
2166 男性 あり ヨットマスターⅡ
167・1167 男性 あり GMTマスター、GMTマスターⅡ
1169 男性 なし エアキング
168 男性 あり サブマリーナ
170・17 男性 あり オイスタークオーツ、デイトジャスト
118・18 男性 デイ&デイト デイデイト
218 男性 デイ&デイト デイデイトⅡ
19 男性 デイ&デイト オイスタークオーツデイデイト
68・1686 男性 あり ヨットマスター、デイトジャスト
69・1696 女性 あり ヨットマスター、デイトジャスト
76・176 女性 なし オイスターパーペチュアル
77・177 男性 なし オイスターパーペチュアル
78・178 男性 あり デイトジャスト
79・179 女性 あり デイトジャスト

たとえば、「ref. 116400GV」と刻印されたロレックスの場合、「1164」がモデル番号です。上記のモデル番号表を確認すると、「ミルガウス」だとわかります。ただし、同じモデル名であっても年代によってモデル番号が異なる時計もあるため、注意が必要です

ベゼルデザインの数字の意味

モデル番号の次に刻印されているのが、ベゼルデザインの数字です。ベゼルとは文字盤のまわりのこと。リファレンスナンバーが「ref.116400GV」の時計なら、1166の次にある「0」がこれです。

ベゼル番号 ベゼルの種類
0 「ポリッシュドベゼル」などのノーマルデザイン。つるっとしていている。
1 「ファインリーエンジンターンドベゼル」など、全体的につや消し加工が施され、5分毎に鏡面仕上げが入ったデザイン。
2 「エンジンターンドベゼル」や、「タキベゼル」などの1分毎に鏡面仕上げが施されているもの。エンジンの回転を意識したデザイン。
3 「フルーテッドベゼル」などの山型カットになっているデザイン。芸術的な凹凸が魅力。
4 ウッド加工などの特殊な彫りが特長の「手彫りベゼル」。アンティークモデルに多いデザイン。
5 「ピラミッドベゼル」など、ピラミッドのような三角錐が彫られたデザイン。
6 水中へ潜るダイバー向けに開発された逆回転防止つき機能をもつ。「回転ベゼル」、「サンダーバードデザイン」などがある。

「ref.116400GV」の時計ならベゼル番号が「0」なので、ノーマルデザインの時計であることがわかります。

ケース・ブレス(ベルト)素材の数字の意味

ロレックスは、その進化に合わせてさまざまな素材の時計を製造しています。リファレンスナンバーを左から順に読み、3つ目に刻印されている番号が「ケース・ブレス(ベルト)素材」つまり、時計に使われている素材を示す数字です。リファレンスナンバーが「ref.116400GV」の時計の場合、「0」の番号がこれにあたります。

素材
0 ステンレススチール
1 ピンクゴールド/ステンレススチール
2 プラチナ/ステンレススチール(ロレジウム)
3 イエローゴールド/ステンレススチール
4 ホワイトゴールド/ステンレススチール
5 ピンクゴールド
6  プラチナ
7 使用されていない
8 イエローゴールド
9 ホワイトゴールド

「ref.116400GV」の時計の素材番号は「0」なので、使われている素材はステンレススチールです。

装飾について

時計に装飾が施されている場合は、リファレンスナンバーの最後にアルファベットが入ります。「ref.116400GV」の時計なら末尾の「GV」です。なお、ロレックスの時計の装飾は種類が多いため、代表的なものだけ以下で紹介します。

アルファベット 装飾の種類
A 8Pダイヤインデックス+2Pバゲットダイヤ
BIC 18KWG+トリドールブレス
LR ダイヤ+ルビーインデックス
LE ダイヤ+エメラルドインデックス
LB 青ベゼル
LN 黒ベゼル
LV 緑ベゼル
NA シェルダイアル+アラビア数字インデックス
NR シェルダイアルとローマ数字インデックス
NG シェルダイアルと10Pダイヤ数字インデックス
NSG シェルダイアルとサファイアとダイヤ
NGR シェルダイアルとルビーとエメラルド
NGS シェルダイアルとサファイアとエメラルド
OPG ピンクオパールダイアルとダイヤインデックス
RG ルビーとダイヤインデックス
SH サファイアとダイヤインデックス
LPG ラピスとダイヤインデックス
MG ミリヤード・ダイヤ
M ミリヤード
B バゲットダイヤ
GV グリーンガラス
BIC 18KWGとトリドールブレス

上記の表と照らし合わせると、「ref.116400GV」の時計の装飾はグリーンガラスです。

リファレンスナンバーを読むと、「ref.116400GV」はメンズのミルガウスで、ベゼルデザインはノーマル、素材はステンレススチール、グリーンガラスの装飾が施された時計、「オイスター パーペチュアル ミルガウス」だとわかりました。

ロレックスの型番の覚え方のコツ

ロレックスは種類が多いので、型番を覚えるのは容易ではありません。まずは、スポーツモデルの型番を覚えるのがおすすめです。「サブマリーナ」なら「ref.16610」、「デイトナ」なら「ref.16520」といったように、有名どころから覚えてみてはいかがでしょうか。また、モデル名と素材・装飾で検索すれば多くの画像が見られます。気になる時計があれば、型番を調べてみるのもよいでしょう。

ロレックスの型番(リファレンスナンバー)まとめ

ロレックスの型番は種類が多すぎて、なかなか覚えられるものではありません。しかし、リファレンスナンバーが何を示しているのかを知ることは大切です。モデルの種類、外周デザイン、使用する素材、装飾の情報が刻印されていることを覚えておくとよいでしょう。